記英国工党與社会党之関係 (楊守仁)
(英国労働党と社会党との関係について)
㉑
耐可は言う。
我らはこうして五つの真理の階梯を得た。実行に移すのに、何の困難があるだろう。
さあ、ビラを撒き、遊説し、集会を開け。時に応じ状況に従い、決死の覚悟で奮闘するのだ。本気でやるなら、自ずとできるはずだ。
天下の風雲は、いよいよ急を告げている。我が国民の活躍はいよいよ壮んで、前途の輝きは増していくばかり。
時は今、時は今。いやしくも国の恥を知るのであれば、今こそ袂を払って立ち上がるのだ! 「義」を為すならば、振り返ってはならぬ。死をも厭わずまっしぐらに進め。
彼の白人たちはなお、黄金の理想世界を建設せんとしている。国や人種の違いを超えて、人々に「公共の自由」という幸福を享受させようとしているのだ。
それに比べ、我らはたった一国民の自由・幸福を計るだけでよいのに、グズグズとためらい、奮い立つことができないでいる。
白人たちと比べて何とまあ、小さな器量であることか。
時は今! 時は今!
さあ君よ。私の遺す、この「獅子の目覚め」を歌え!
㉒
獅子の目覚め(醒獅之歌)
兄弟(けいてい)よ、兄弟よ、誰か共に我と歌わん
立て、立て、立て、新たなる仏陀よ
君はこれ以上、遅れてはならない。君はすでに、眠り過ぎた
君には多くの同胞がある。誰に侮ることができよう
君は眠りに付け込まれて、身体を鉄鎖で縛られた
しかし君が一吠えすれば、そんなものは砕け散る
君には多くの同胞がある。勝算のあることは言うまでもない
敵は少なく、劣勢である。君よ、疑うことなかれ
立て、立て、立て、新たなる仏陀よ
君よ、疑うことなかれ
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2016/10/21