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    多摩丘陵から 〜日記のようなもの       
     
    2021年9月 1日  10日  20日
     
    ●9月1日(水)
     関東大震災から98年か。
     「震災」って言ったらこれのことだったのに、まさかわたしの生きている間に2回も「震災」があるなんて。
     
     花袋の『東京震災紀』に、ぎょっとするようなことが書いてあった。確かめようと書架をごそごそしたのだが、残念ながら見つからない。
     巻末に、東京大空襲を予見しているとしか思えないことがあったと思うのだけれど……。
     
     文学者って、時に恐ろしい力を見せることがあるんだと、ぞっとしたのを覚えている。
     
     
     ところで、小池都知事様。震災の犠牲者と、虐殺の犠牲者とは、全く意味が違います。ごっちゃにしてはいけません。
     
     
     
     
    ●9月10日(金)
     今日は休みをとってコロナウィルスのワクチン接種に行く。土・日と高熱で寝込む可能性が高いので、いつも週末にする清掃を午前中に済ませる。次いでスーパーに買い出しに行き、籠城体勢を整える。
     これで、ろくに調理をしなくても、3日くらい生きていける。
     
     
     
     
    ●9月20日(月)
     「9・16から98年」だの、「9・18から90年」だのと言うよりも、「9・11から20年」のほうが大事さ。
     そういうもんなのだろうね。異論はないよ。
     
     でも、わたしは心に刻み続けるよ。