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    多摩丘陵から 〜日記のようなもの       
     
    2019年1月 4日 5日 6日
     
    ●1月4日(金)
     己亥の年も四日目。
     元日は、近所のお宮に挨拶してから、芝大神宮へ。近所のお宮はニュータウン以前からの住民のおじいさんたちが守っている、普段は無人の小さな神社なのだが、この日は境内に延々長蛇の列。30分くらい待つことになった。ちょっと驚き。
     芝も長い列。夫が学生時代に芝に住んでいたので、何度かお詣りしたことがある好きなお宮だが、失礼ながら穴場かと思っていたので、この人出には驚いた。
     けれども神職の方々が、とてもできた方で、列を整理したり、手水を省略できるようにお祓いしてくれたので、案外早くお詣りできた。
     
     2日は多摩センターでジャムの福袋を購入。ここのジャムは好きなので、機会があれば逃さないようにしている。
     
     3日は昼頃に家を出てモノレールで高幡不動尊へ。しかし、駅を出てみて人出に臆し、京王線で一駅乗って動物園に行ってしまった。入場券を買って夫に渡そうとすると、「ちょっと待て」と。これが払い戻せたら、年間パスポートを買ったほうがよいのではないかとの提案。なるほど、去年は3回行ったところで、4回以上になるとパスポートに負ける〜とケチな了見を起こしてしまった。4回で元がとれるのだから、これは行くだろう。
     で、窓口に申し出ると、快く払い戻してくれた。
     
     動物園はさすがにそれなりの人出だが、なにしろ広いから、なんでもない。
     いつものように、オオカミ、レッサーパンダ、ユキヒョウ、トラの順。
    今回長居したのは、オオカミ。至近距離で気を通わせられた。
    ユキヒョウのフクちゃんは、大きくなったとはいえ、まだまだお母さんとは違う。やっぱりかわいい。
    トラは、シズカちゃんとアイちゃん母娘。雄のトラさんたちは屋内にいて、見ることはできなかったが、声だけは聞こえていた。荒れてる?
     
    出口に向かう途中、日本の動物のコーナーで、冬眠中のヤマネを見た。小さい!!!
     
    帰り、多摩センター駅構内で、パスポート用の写真を撮る。写真代を入れると、6回行かなきゃ元が取れない? 何でもいいや。近いのだから、気が向けば何時でも一人でも行く。新たに公開が始まったという、チーターの赤ちゃんも見たいし。
     
     
     
     
    ●1月5日(土)
     昼から高幡不動尊へ。まだ混雑していたが、3日とは違う。せわしなさはあったけれど、一通りお詣りできた。
     そこから一駅乗って、動物園へ。パスポートに写真を貼れば事務所でパウチしてくれるとの話だったから。
     それだけで帰ってもよかったのだが、せっかくだからちょっとだけ、と思ったのに。
     今まで行ったことのなかったアフリカ園に行ってみようと夫が言い出し、結局、大がかりになってしまった。
     キリンさんが走る、走る。今回の一番の発見はこれだった。速いねえ、すごいねえ。
     
     一つ気になったのは、ペリカンにアオサギが交じっていたこと。アオサギなんて、うちの近所にも時折訪れる。ひょっとして野鳥が勝手に交じっている?
     
     
     
     
    ●1月6日(日)
     部分日蝕。
     週間予報では「日曜は雨か雪」から始まり、日が近付くにつれてだんだん良くなり、昨日辺りからは、ほぼ晴れになったのに。
     朝、起きたら、ヴィーナスがいなかった。
     それでも早い時間には青空も見えたが、雲はどんどん厚くなる。
     で、諦めていたのだけれど。
     見えました。雲が多く、双眼鏡での投影法は無理だったが、薄曇りが幸いして、「雲フィルター」で見ることができた。ちょこっとだけれど、ちょうど食の最大の頃に。
     
     高校の夏合宿は、都だか学校だかの規定で複数の部が合同で行っていた。天文部は美術部と一緒。もちろん一緒なのは往復のバスと宿とだけで、活動は別々だ。
     天文部は例年、ペルセウス座流星群が主となるのだが、2年生のときは日蝕があったので、これが目的となった。
     でもね、晴れなかった……。後で聞いたのだが、写生に出掛けていた美術部の連中は、日蝕を雲フィルターで見るために、「曇れ曇れ」と祈っていたとか……。
     わたしたちの「晴れろ!」の念よりも、彼らの念の方が強かった?