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    多摩丘陵から 〜日記のようなもの       
     
    2014年2月 9日 12日
     
    ●2月9日(日)
     昨日の雪はすごかった。夜中から降り始めると聞いてはいたが、朝5時に起きて窓外を見て驚いた。既にできあがっていた。
     前日に買い物を済ませ、籠城態勢はできていた。あと、すべきことは、雪かきだ。
     集合住宅によくあるように、うちも北にある玄関を開けると開放廊下になっている。そこに北風だから、容赦なく雪が吹きつける。放置すれば、ドアが開かなくなるかもしれない。
     で、6時半から1時間ごとに、ちりとりで戦った。うちの前からエレベーターの前までの、6メートルくらいの間だけなので、時間も労力も大したことはない。でも、かいてもかいてもすぐに覆われてしまう、きりのなさと空しさとには、笑ってしまった。
     予報では夜にひどくなるとのことだったので、朝おきてドアが開かなくなっていたらと、案じられた。
     
     今回の雪は、軽くて細かくて針のようで、とても東京の雪とは思えなかった。ぼったんぼったんの、ぼたん雪しか知らないから。
     
     暮れてからは風が出たが、降り方自体は夜へ向けて弱まり、9時くらいには舞うくらいになっていた。
     勝ったと思った。
     
    そして今朝。
    玄関のドアを開けたら、廊下はほぼ乾いていた。寝る前は濡れていたので、凍るのではないかと恐れていたのだが、杞憂だった。
    南側のベランダの手すりの雪も、どういうわけか落ちていた。
     
    7時に家を出て都知事選の投票に行った。道は30センチくらい積もっていた。ずっぼん、ずっぼん沈みながら歩いて行った。楽しかった。
    吹きだまるような場所は、50センチ近く積もっていたようだ。
     
     
     
     
     
    ●2月12日(水)
     お茶の水の谷で、河津桜が咲き初めていた。
     水道橋に近い方で、ちらほらと。
    もっとお茶の水橋寄りの、名札の付いた木は、まだ全然だった。
     
     この深い谷を人力で掘削したと思うと、すごいと思う。重機なんてなかった時代に、どうやって工事したのだろう。
     仙台藩がさせられたと聞いたけど。