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『革命の女たち』

 

ミシュレ 著

三宅徳嘉・山上正太郎 ほか 訳

河出書房 市民文庫/1952年

ミシュレ『革命の女たち』1872年(全訳は1950年、河出書房)からの抜萃版

 

目次

十月六日の女性たち(89年)

サロン−コンドルセ夫人

続き−コンドルセ夫人(94年)

女性の結社−オランプ・ド・グージュ、ローズ・ラコンブ

テロワーニュ・ド・メリクール(89年−93年)

ロラン夫人(91年−92年)

ロラン夫人(続き)

シャルロット・コルデ

シャルロット・コルデの死(93年7月19日)

10

ダントンの最初の夫人(92年−93年)

11

ダントンの二度目の夫人−93年の恋

12

ロベスピエールに対する女性の崇拝

13

デュプレ夫人の家にいたロベスピエール

14

リシュル(ママ)・デムゥラン(94年4月)

15

どの党派もそれぞれ女性たちのために滅ぶ

16

革命に続く半世紀間の女性たちによる反動

 

 

 

もう何年も前に古書店で拾い、積ん読の山に埋もれていたものです。引越しの際に発見し、貴重なものと判断して、保存することにしました。けれども、なにぶん古いので、本としての体をなさなくなってきています。そこで、完全にばらばらになって紙の束と化す前に、全部写し取ることにしました。

 

ただ、これは恐ろしく難解です。文章がぐるぐると錯綜して意味がとりにくい上、ミシュレが読者は当然知っているものと看做したのか、説明が少なすぎます(これはこの『革命の女たち』が、元々ミシュレの大著『フランス革命史』からミシュレ自身が抜萃加筆したののであり、それを河出市民文庫に入れる際にさらに抜萃したという事情によるところもあるかもしれません)。

なんとか註なり解説なりをつけられればと思いましたが、それは生半可な知識でできるものではありません。ということで、泥縄式に勉強を始めましたので、何年か後には附けられれば……と思っています。

 

 

★刊年が古いため、表記などが現在通用しているものと違う点が多いが、以下の点を除いて、すべて原文どおりにした(はず)。元が縦書きなので年月日などが漢数字となっており、読みにくいがそのままにした。

 とはいえあまりに読みにくいので、本気で読まれる方には印刷することをお勧めするが、このまま読まれる方のために、適宜、原文にない行開けをした。

 

●一部の旧字体を改めた。

●促音の「つ」は「っ」に改めた。

●傍点はゴシック体にした。

●ミシュレによる(かっこ)はそのままとし、訳者による割注は(青字)にした。

●ルビは略したが、必要な場合(「造幣局」に「ラ・モネエ」の如き)は、(青字)にした。

●辰野隆による「序」と山上正太郎による「解説」とは略したが、気が変われば後から附すかもしれない。