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多摩丘陵から 〜日記のようなもの
2022年5月 8日 13日 15日
●5月15日(日)
沖縄復帰から50年とのこと。
覚えているよ。その日、小学校で放送朝礼があり、校長先生が43番目の県ができたという旨のことをおっしゃった。
それがどういう意味をもつのか、もちろん分からなかったけれど、放送朝礼自体が珍しかったので覚えている。木造校舎にいたから、2年生だ。
4階建ての鉄筋校舎があったけれど、2階建ての木造校舎が何故だか残っていて、そこが2年生の教室になっていた。
鉄筋校舎との間が中庭になっていて、そこでも遊んだかな。
その後、木造校舎は取り壊され、校庭が広くなった。
子どもが、うじゃうじゃいた時代。一クラス42、3人で、一学年6クラス。子どもだけでいっぱいだから、運動会に保護者はなるべく来ないでほしい、来るなら一人だけにしてほしい、という感じで、平日にやっていた。
そんな異常事態は、5年生までで終わった。6年生になる時、新しい小学校ができたから。
そういうとき、幾つかの学校から生徒を集めることが多いそうだが、この時は学校を真っ二つに割った。町の中心を通る道を境に、北に住む者は残留、南は新設校へ。
わたしは残留組だった。
でなければ、最初の卒業生になっていたんだね。
●5月13日(金)
昨日は浩三さんの誕生日だったんだなあ。生誕101年か。大好きな竹内浩三。
それはともかく。
その昨日、ワクチンをうってきた。
係の人たちの手際の良さには、過去2回とともに感心させられた。今回は、接種後の待機室に巨大な間違い探しのポスターが2組貼ってあり、退屈しなかった。一所懸命見たけれど、全部を見つけることはできなかった。
会場が巨大スーパーマーケットだったので、帰りにお惣菜を買って夕食にした。
聞かされていた副反応とやらは、幸いなことに今のところ、ないみたい。まだ分からんけど。
高熱が出るという話だったので、レトルトカレーだのカップ麺だの買い込んだのに。ちょっと拍子抜けした感じだ。
もちろん、苦しみたくはないけどね。
●5月8日(日)
昨日の朝日新聞夕刊、一面にドドンと三省堂の記事。建て替えのため、一時閉店と。それは知っていたけれど、記事を全部読むと、う〜ん。
今の三省堂が建ったの、覚えているよ。築41年ということは、81年ということ? わたしは高校2年か。老朽化と言われれば仕方ない。3年間は「離れた場所」で仮営業とのこと。どこだよ、それ?
三省堂様はともかく、問題なのはほかのところ。
古書店街が苦しんでいる。本が売れないと。
まあねえ、客層の高齢化は感じていた。学生がいないもの。古本まつりなんかも、群がっているのは、じっさまばっかり。若い人は古書なんて、もっと言えば本なんて、読まないんだろうか。
和本や浮世絵の大屋書房は、コロナで外国人客が来なくなったと。外国人客が7割だったって? 知らなかった。そんな人たち見たことないよ。
大屋では古地図を買ったことがある。わたしの財布で買うのだからもちろん復刻だけれど、それで用は足りる。明治36年の神田区です。1903年ね。留学生の皆さんが数多いたころの神田。星台先生の寓も、この地図で特定した。大屋さまさまです。
などと書いていたら、神保町に行きたくなってしまう。何の用もないけれどね。