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多摩丘陵から 〜日記のようなもの
2017年2月 3日 18日
●2月3日(金)
ここのところ、ヴィーナスちゃんが元気だ。一瞬、人工物かと思うほど。
最大光度が近いんだね。17日だから、あと2週間、マイナス4.6等になる。今は、マイナス4.4等くらいか。
高校のとき、昼の金星を見たことがある。天文台の15センチに、先輩が入れてくれたのじゃなかったかな。
むかし、むかしの話です。
●2月18日(土)
昨夜のヴィーナスちゃんはすごかった。国立天文台のHPによれば、マイナス4.6等は1等星の170倍の明るさだとか。
金星は内惑星だから満ち欠けする。当然、満月ならぬ満金星のほうが明るいが、地球からの距離が遠いから暗くなる。近い方が明るいが、欠けた分が多いから暗くなる。その、欠け方と距離との兼ね合いで、最も光度の大きくなるときが「最大光度」となる……と、むかーし習った。でも、あの頃は「最大光輝」と言っていたような気がするのだけれど、記憶違いだろうか。
ともあれ、ヴィーナスちゃんのすばらしい輝きは、まだ続く。3月25日に内合、つまり太陽・金星・地球の順に並ぶ「新月」状態になり、その後は明けの明星になる。