日記表紙へ
多摩丘陵から 〜日記のようなもの
2017年1月 2日 22日 29日
●1月2日(月)
お月さんとヴィーナスちゃんとが、仲よくしている。やや離れて火星も。
それはとてもすてきな光景なのだけれど、ちょっと気になって『漢書』「天文志」を見てみた。
例によって分かりにくい文章で、わたしの乏しい読解力によれば、……太白(金星)と熒惑(けいわく、火星)との組み合わせは、あまり芳しくないような。軍に乱れがある?
それはちょっと、お断りしたいな。
太白は軍関係かもしれないが、ヴィーナスちゃんなら美の女神だ。あの強い光をどちらにとるか。
ここはヴィーナスにしておきましょう。
となると、火星は軍神マルスだけれど、熒惑だって戦争だの叛乱だのを表す。あの赤さがいけないのかな。
星占いは星占いだ。
なるたけ穏やかな年になるように、願うばかりです。
●1月22日(日)
何が起きているのかわからないのだが、ともかく何か起きている。
わたしの周りの閉店ラッシュは、何なのだろう。
この1月から3月までで、少なくとも5店、閉店する。どれもそれなりの規模の企業で、駅ビルの中など立地も悪くない。
そういえば、駅前の大型スーパーも、客が減っている気がする。週末のセールの日には恐ろしい混雑だったのだが、ここのところ、そんなに待たずに買える。ありがたいが、不気味だ。近くに競合店ができたわけでもなく、むしろ近接するディスカウント店が撤退している。売り場は混んでいるから客が減ったわけでもなさそうだが、一人当たりの買い物量が減ればレジの列ははけやすくなるということか。
♪♪♯♪♪♭♪♪♯♪♪♭♪♪♯♪♪♭♪♪♯♪♪♭♪♪♯♪♪♭♪♪♯♪♪♭
正午前のNHKの天気予報で、予報士さんが「稀勢の里の優勝パレードに行かれる方は、防寒を」というようなことを言った。天気予報で「稀勢の里」という語を聞くとは思わなかったので、驚いた。
稀勢の里、おめでとう!!十代の頃から見ていて、もう30歳か。これまで何度、見捨てようとしたことか。
今場所も、恐くてならなかった。十日目くらいだったか、危なげはないが時間を食っていたとき、いままでの彼なら軽率に動いて自滅していたのに、よく辛抱して勝っていたので、ひょっとしたら、と思った。でも、今まで何度も何度も、「今度は大丈夫か」という思いを裏切られてきたので、なかなか信用できなかった。
よかった。綱はどうでもいい、とにかく優勝できたのがうれしい。
……優勝パレード、一度だけ行ったことがある。大乃国だった。当時の放駒部屋は自転車でよく通る道にあったので、妹と一緒に出かけた。大乃国も好きだが、それより旗手を務める花乃湖が好きだったので。
楽しかったな。主役の車の後ろについた車に、若い衆が何人も押し込められて騒いでいたのが、妙に印象に残っている。
●1月29日(日)
昨日、月暦の元日ということで、月暦カレンダーをかけかえた。
この冬は、カワセミをよく見る。ジョウビタキやツグミさんも。公園の氷は、場所によっては融けぬままで、厚みを増していっているようだ。