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多摩丘陵から 〜日記のようなもの
2015年1月 11日 19日
●1月11日(日)
新年もあっという間に11日で、鏡開き。
この冬、この町のカワセミについて発見が一つあった。
この鳥は直線的に速く飛ぶし、行動範囲は広そうだが、それでもお気に入りの漁場というのはあるようだ。だいたい同じ場所でダイブして、うまくないようだと移動するが、しばらくするとまた戻ってきている。
そのカワセミさん、去年まではA地点でよく見かけたが、今年はB地点で見ることが多くなった。
と思っていたのだけれど、年末だったか、A地点から去って行くのを見送って歩き出したところで、B地点の方から飛んでくるのとすれ違った。
ということは、A地点にいたのが河岸を変えたのではなく、別の個体がいるわけか。
そして昨日。A地点から飛び立った個体が、B地点の方から飛んできた個体と、空中で軽く接触して、別々の方向に飛び去っていくのを目撃した。
やはり、少なくとも2個体いるのだ。
わたしがこの鳥を初めて見たのは杉並区内の善福寺川だし、「渓流の宝石」と言われながらも実際は都市鳥に近くなっているのかもしれないが、それでもこんなに当たり前に見られるのはうれしい。
もうすっかり見慣れているけれど、出会えば立ち止まって見入ってしまう。
●1月19日(月)
昨日の散歩は、ちょこっとだけ遠出。4つ先の駅まで電車で行って、一駅分歩き、また電車で帰ってきた。
ここも丘陵地。だらだら続く少々急な坂道を上り、ぐるっと回って駅前の商業地へ下りる道だ。まるで、峠越え。
途中、民家の庭先でオスのジョウビタキを見た。わたしの家の近くでは、なぜかメスしか見かけない。
「うちの方へおいで。お嬢さんがたくさんいるよ」と、声をかけておいた。