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多摩丘陵から 〜日記のようなもの      

 

2014年6月 1日 9日

 

●6月1日(日)

 暑かった。

 公園へ行って山越えしていると、ホトトギスがすぐ近くで鳴いた。けれども、どんなに目をこらしても、姿は見えない。あんなに大きな鳥なのに。

 ウグイスもケキョケキョいっているが、こちらも見たことがない。たぶん、見ても分からないだろう。あまりに小さな地味な鳥だから。

 のんきに姿を見せてくれるのは、ヒヨだのムクだの、デデポポ(キジバト)だの、画眉だのばかり。ヤマガラやコゲラはかわいい。

 などといって、ぼうっと歩いていると、頭上の枝から目の前にあおむしが下がってきて、ぎょっとする。

 鳥が多いのは虫が豊富だからだ。鳥が好きなら、虫をいやがってはいけませんね。

 

 

 

 

●6月9日(月)

 ロックの日……ったって、既にわたしの人生から音楽は消えてしまった。

 

 と言いながら、先週末のミュージックフェアを見てしまった。

 見なければよかった。

 

 あまりの惨状にたまらなくなり、撮りためてあったビデオを見た。東芝期の、一番かっこよかった時期の。

 あの頃は幸せだった。

 幸せだったんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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