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多摩丘陵から 〜日記のようなもの      

 

2013年11月 4日 5日 10日 18日 27日 

 

●11月4日(日)

 昨日、近所の公園の池に、キンクロらしき鳥が浮かんでいた。遠目だったが、明らかにカルガモより小さい。

 良い池があるのになぜ鴨が来ないのか、ずっと不思議に思っていた(カルガモはいるけれど、留鳥なので員数外)。ちょっと離れた別の公園も、池があるのに鴨が来なかったが、昨冬にやはりキンクロが来てくれた。

 鴨さんたちがどうやって越冬地を決めているのか知らないが、これから来てくれるようになるとうれしい。

 昨日は一羽だけだったけれど、一羽ということはないだろう。いっぱい来てくれないかな。キンクロだけじゃなく、色んな種類の鴨たちが。

 

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 つば九郎がブログで楽天の優勝を祝福していた。それに対する燕ファンたちのコメも、温かく気持ちのよいものばかり。

 わたしも素直にうれしい。

 星野の胸で泣きじゃくる銀次は、ちょっと恐かったけど。

 

 来年は仙台と神宮とでシリーズを? 無理か……?

 

 

 

 

 

●11月5日(月)

 今朝、昴がきれいだった。

 

 お昼は明神様にお参りに。ちょっと経緯があって、ここのところ足が遠のいていたが、またまめにお参りしようと思う。わたしの人間界デビュー(七五三)をお願いしたお宮だし、坂東の民の裔として将門公を崇敬しているし。

 境内は変わらず、カーンと明るい。七五三が二組。

 

 時間が余ったので、不忍池まで足を伸ばす。電車から見る市ヶ谷のお濠の鴨が、だいぶ増えてきたから、こちらはどんなものかと。

 こちらは、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモ、といったところ。

ユリカモメはいなかった。

 

 鴨を見て喜ぶのは、昴を見てうれしいのと一緒だ。季節になると、ちゃんと姿を見せてくれるから。

 カルガモを見て「なんだ、カルガモか」と言うと、夫は「なぜカルガモをばかにするのか」と訝るが、それはカルガモが留鳥だからだ。

 スズメやセキレイに対しては何も言わないよ。あれはそういうものだから。

でも、カルガモは鴨だ。せっかく鴨なのに渡りをしないとは、おもしろ味のない鳥だ。ありがた味も何もないではないか。

……渡りをしないおかげで、愛らしい雛が見られるのだけれどね。

 

 

 

 

 

●11月10日(日)

 主権在民を理解していない国会議員がいる。

 憲法により、国家に都合のよい「道徳」で国民を縛ることができると、思っている国会議員もいる。

 

 自由経済では、ホームレスになる自由も、餓死する自由も、医薬品の誤用や濫用で地獄を見る自由もある。

 

 そんな世の中、誰が望んでいるのだろう。

 

 

 

 

 

●11月18日(月)

 朝の空がにぎやかだ。ただでさえ一等星が多い冬空に、今は双子座に木星がいるものだから。ちなみに木星は今、−2.5等。

 でも今朝は、みなさん、ぼんやりとしておとなしかった。

 さすがに満月には勝てません。

 木星だけは我を張っていたけれど、考えてみればお月さんも木星も太陽の光ではないかい。

 正確には、満月は今日だけど。

 

 

 

 

 

●11月27日(水)

 むかしむかし、大学を出たか出ないかの頃だから四半世紀くらい前、近所で反原発関係の集会があると知り、自転車をこいで出かけたことがある。

 区の施設の一室を借りての小さな集まりで、集会というより学習会、主催団体の活動報告だった。

 その活動というのは、原発の燃料輸送を追跡するというもの。

 核燃料を運ぶトラックに、発電所までついていくのだという。関越道と言っていたと思うから、柏崎だっただろうか。

 夜間に、普通の高速道路を普通に通って行くのだそうだ。途中、わたしの生まれた町の幹線道路も通っていた。

 あまりに物騒ではないかと、驚いた憶えがある。

 

 その人たちが今も活動を続けておられるのかどうか知らないが、そんな活動も今後はしにくくなってしまうのだろうか? そんな事態になるのだろうか?

 

 

 

 

 

●11月30日(土)

 楊篤生が生まれたのは、同治壬申十月。陽暦に直すと、1872年11月1日から30日に当たる。

 今日は2013年11月30日。陰暦では十月二十八日。

 ここは陽暦で考えて、今日までがお誕生月間ということにする。

 生誕141年か。

 

 性格的には若干難がある人だけれど、やっぱり好きだわ。

 何より、非常に優れた人だと思うし。

 もっともっと評価されてほしい。

 

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 滅んだと思っていたアメンボが、まだいた。

 もう、時間の問題だろう。

 みんな死に絶えて、最後の一匹となったアメンボは、何を思うのだろうか。

 アメンボに気持ちがあるかどうか、知らないが。

 

 

 

 

 

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