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多摩丘陵から 〜日記のようなもの
2012年7月 1日 16日 31日
●7月1日(日)
昨日、トラちゃんに会った。靴下を履いていた。ひとまわり小さい気がするし、黄色いばかりで、縞がはっきりしていない。
以前、近くの別の公園でよく見かけた猫だと夫は言う。欠員ができたので移ってきたのだろうと。
よく似ているから、トラちゃんの子なのだろう。
こうして世代交代していくのか。
●7月16日(月)
昨夜はカスタのライブ。下北沢Queの恒例!夏の陣 とて、札幌のトン・アップ・モーターズと。これがなかなかよいバンドだった。昔の、「借金大王」なんかでTVKでしか見られなかったころの、ウルフルズみたいだ。みごとなショーだった。
そのパワーと熱気とに、カスタネッツは勝てるのか? (牧野元44歳、小宮山聖45歳、溝渕ケンイチロウ41歳)
などと案じることはなかった。
元ちゃんは、デビュー時こそ少女のようだったが、歳とともに精悍に、怪しく、熱くなり、いまじゃすっかり「ロッケンロー」。
昨夜、特筆すべきだったのは、まず「君を想う」。美しかった。レコードと違って爆裂すべきところは爆裂するが、きれいに歌いあげて、大切な曲なのだとよく分かった。どうしても「君」は、元ちゃん最愛のおじいさん猫・まるさんとしか思えないが。
そして、この夜の白眉は「Through」。
「思いがけないほど人は強いから 壊れながらだって進んでいた」の箇所を、鬼の形相で歌っていた。元ちゃんのあんなに恐い顔は、初めて見た。そしてその激しさのまま、終わりまで歌いきってくれた。「行き止まりだって その先に続きがあって 新しいページがそっと始まっている」
すばらしい夜だった。ありがとう!
来月のアコースティック・ワンマン、行きたいけど、平日だし、体力的に無理だと思う。
う〜、行きたい。
次はエレカシだ。野音だ。
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お昼のニュースで、勿来海水浴場の海開きを報じていた。今年は福島県内で唯一だそうだ。以前も書いたが、母の実家が福島県南部にあった関係で、小さいころ勿来ではよく泳いだ。たぶん、伊豆や千葉の海よりも多いと思う。砂の細かい浜だった。
●7月31日(火)
バナナが食べきれなかったので、バナナジュースを作ろうと思った。この夏、初だ。
安いバニラアイスを買ってきて、ミキサーにバナナと牛乳、ヨーグルトと共に入れ、スイッチを入れると、3秒だけゴゴッと動いたきり、静かになってしまった。
慌てて色々ともがいたけれど、結局あきらめた。
仕方なく全部どんぶりに明け、お玉でアイスをつぶして混ぜ、よく分からない謎のデザートができた。細切れのバナナが具になって、バニラ風味のヨーグルトとミルクの混合液に沈んでいる。
おいしかったからいいけど、これからどうしよう。
この機械を買ったのは、大量のみかんに困ってジュースにするためだったが、その後はみかんくらいなら手で絞ったほうが早いので、年に数回バナナジュースを作る以外は流しの下に眠っている。
買い直しても、事情は変わらないだろう。それだけのために買うのは、いかがなものか。
でも、バナナジュースはおいしいよ……。